骨格検出を用いたゲームの開発
<骨格検出>
骨格とは、人間の胴体や腕など、複数の骨によって構成される構造のことを言います。
骨格は、カメラに搭載されているセンサを用いることで検出することが可能です。
上の画像のように身体の骨格点を検出し、骨格点の位置をセンサーで追跡することで人の動きを認識します。
<骨格検出の原理>
骨格の検出には、Kinectというセンサーを用いています。Kinectは、目に見えない赤外線という光を使って撮影対象までの距離を測ることで、人やモノの動きを感知するセンサーです。下の図のように特定のパターンを投影し、パターン内におけるドットのずれから距離を計算しています。画像内の各画素における距離から人間の姿勢を認識し、骨格を検出します。
<骨格検出を用いたゲーム>
景山・石沢研究室では、骨格検出を用いたきりたんぽキャッチゲームを作成しました。
きりたんぽは、うるち米から作られる秋田県の郷土料理です。
左上の画像は、きりたんぽキャッチゲームのプレイ画像です。
Kinectを用いて骨格を検出し、右上の画像のように両手の骨格点にお椀を表示しています。
そのお椀を使用して、画面外から飛んでくるきりたんぽときりたんぽ鍋をキャッチし、高得点を目指すゲームです。
オープンキャンパスに設置しているので,ぜひ高得点目指して頑張ってください!